コラム

健康経営のさらに先へ ウェルビーイング経営への取り組み

2023.10.23|その他

2022年の2月に東北大学病院は、「教職員のウェルビーイングを実現することで、より質の高い医療サービスの提供に努めてまいります。」という『ウェルビーイング宣言』を出しました。

ウェルビーイングは聞き慣れない言葉ですが、WHO(世界保健機関)が定義した「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあること」という意味です。
働く環境を重視する職員の割合は、医療業界においても確実に増加しています。職員の意識変化に対応できない医療機関は、いずれ優秀な人材の確保が難しくなってくるのではないでしょうか。

 

職場のウェルビーイングの状態を測る方法は確立されていませんが、アメリカの世論調査及びコンサルティングを行っているギャラップ社は、世界各国の企業を対象にした従業員のエンゲージメント(仕事への熱意度)調査を長期に亘って実施しています。

ギャラップ社の調査から判明したのは、ウェルビーイングには次の5つの要素が重要であるということです。
・Career Wellbeing(仕事による幸福)
・Social Wellbeing(良好な人間関係による幸福)
・Community Wellbeing(地域コミュニティによる幸福)
・Physical Wellbeing(身体的な幸福)
・Financial Wellbeing(経済的な幸福)
そして、特に重要なのは他の4つの要素の基盤となる「仕事による幸福」のようです。

 

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