コラム

令和3年版 犯罪白書 ー詐欺事犯者の実態と処遇ー

2022.9.20|その他

テレビや新聞を見ていると、振り込め詐欺被害のニュースを頻繁に目にします。

令和3年版の犯罪白書によると、刑法犯の認知件数*(以下、件数)は、平成15年以降については減少の一途をたどっていますが、詐欺の件数は増減を繰り返しています。
*犯罪の認知件数とは、犯罪の発生を確認した件数に過ぎず、全国で発生した全ての犯罪件数(発生件数)ではない。警察統計では、昭和40年までは「発生件数」という用語が使われていたが、41年に名称が「認知件数」と変更された。そもそも、社会事象の発生を全て観察することは不可能であるため、発生件数という用語は誤解を生じることにつながるため。

詐欺の中で増加している特殊詐欺は、例えば、被害者に電話をかけるなどして対面することなく信頼させ、指定した預貯金口座へ振り込ませるなどの方法により、不特定多数の者から現金等をだまし取る犯罪(恐喝及び窃盗を含む。)の総称です。

親族等を装って被害者に電話をかけて、身近な人が困難な状況に陥っており、金銭が至急必要であるかのように信じ込ませる手口のオレオレ詐欺によるものが、平成15年夏頃から目立ち始め、16年には早くも件数が約2万5,700件、被害総額は約284億円に達しました。主犯・指示役を中心として、電話を繰り返しかけて被害者をだます「架け子」、自宅等に現金等を受け取りに行く「受け子」、被害者からだまし取った金銭をATMから引き出す「出し子」、犯行に悪用されることを承知しながら、犯行拠点をあっせんしたり、架空・他人名義の携帯電話や預貯金口座等を調達したりする「犯行準備役」等からなる犯行グループにより、役割分担の上、組織的に敢行されています。

 

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