コラム

インフレ時代に対応した資産運用

2023.1.20|マネー

2022年10月の消費者物価指数(CPI、2020年=100)は変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が103.4となり、前年同月比で3.6%上昇しました。伸び率は1982年2月以来40年8カ月ぶりとのことです。

インフレとは、全体的な物価水準が持続的に上昇する状態を指します。モノやサービスに対する需要が増加し、供給を上回ることで発生し、企業の売上の増加から賃金や利益が増加し、設備投資や消費が進むので、緩やかなインフレは望ましいといえます。

一方で、モノやサービスの値上げによって、同じ金額で買えなくなるため、お金の価値は下がることになります。

現在のインフレの要因は、ロシアのウクライナ侵攻によるガソリン・小麦等の供給不足や中国のゼロ・コロナ政策による供給不足。加えて、日米の金利差拡大に伴う急激な円安です。2022年1月1日時点では115円/ドルでしたので、仮に140円/ドルで計算しますと、輸入物価は単純に2割強上昇することになります。

今後、ウクライナや中国の状況が元に戻り、円安も落ち着くことは期待できますが、脱炭素化の流れや気候変動による食料危機など、エネルギーや食糧を輸入に頼る日本においては、インフレのリスクが消えることはありません。

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

既存ユーザのログイン
   

一覧へ戻る