コラム

利率の高い「外貨預金」の魅力とリスク

2022.11.20|マネー

日本の9月の消費者物価指数は前年同月比3.0%上昇しており、10月以降も値上げのニュースが増えています。日本円で預貯金をしていてもほとんど利息が付かないため、少しでも利率の高い外貨預金を始める人が増えています。ただ外貨預金にはリスクがあるため、その仕組みやリスクについて理解をしておく必要があるでしょう。外貨預金は、手持ちの円を外国の通貨に両替した上で預けます。そのため円を外貨に両替する際に為替手数料がかかります。手数料は、銀行によって、また外貨の種類によって異なります。例えば10月1日現在で、ソニー銀行の米ドルの場合は、顧客が円をドルに替える際は0円/ドル、ドルを円に替える際は0.15円/ドルの手数料になります。三井住友銀行の場合は、インターネット取引で0.5円(片道)、窓口取引で1.0円(片道)となっています。窓口を利用して往復で2円の手数料を支払う場合、140円で計算すると1.4%の割合になりますので、短期で運用する場合には馬鹿にできません。

外貨預金には米ドル、ユーロなど様々な種類がありますが、どうしても金利の高さに目が行きがちです。ただ金利の高い外貨の場合、利息によるプラスよりも為替の変化によるマイナスの方が大きくなる可能性が往々にしてあります。

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