コラム

濡れ手で粟のような“うまい話”はありません。~投資に必要な最低限の金融知識を身に付けましょう~

2022.9.20|マネー

7月に情報収集目的で、東京ビッグサイトにて開催されていた日本最大級!投資商品の総合展「資産運用EXPO」に行ってきました。

出展社を見ると、ワンルームマンション等の不動産投資関係の会社が最も多く、暗号資産のマイニング機材への投資、節税を目的としたトレーラーハウスや中古キャンピングカー投資など新たな商品もありました。数年前まで出展企業が多くあった太陽光発電投資は物件が少なくなったために下火になり、コインランドリーやトランクルーム向け投資については、おそらく供給過剰になり採算をとるのが難しくなったのだと想像しています。

ちなみにトレーラーハウス投資は、トレーラーハウスを購入して宿泊業等の事業を行うもので、初期投資額が1,000万円以下で少なくて済むこと、固定資産税がかからない(自動車税)ことなどが特徴です。トレーラーハウスの法定耐用年数の4年で減価償却費が計上できるため、本業で利益が出ている場合は節税できるというスキームです。中古キャンピングカー投資は、中古キャンピングカーを購入し、事業者経由でレンタルをして収入を獲得するとともに、短期間で減価償却費を計上するというスキームです。両方ともにリスクとしては、同様のサービスを提供する会社等が増えて競争が激しくなると、当初に見込んでいた収入を得ることができるかどうかです。節税という言葉に惑わされずに、事業の持続性についてもしっかり評価する必要があるでしょう。

そのほか目立っていたのは、フィリピンやベトナムの不動産投資や株式投資です。両国とも将来的にも人口増加が見込まれ、経済が成長し、不動産や株価が値上がりする可能性が高いという、わかりやすいストーリーです。

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