資産保全や長期・積立・分散投資に適した「金」
2022.9.20|マネー
2019年から金の価格は急激に上昇しており(図表1)、テレビ番組などで金のコインやネックレスが高値で買い取られている様子をみて、自分も金を買っておけばと悔しい思いをしている方もいるのではないでしょうか。
一方で歯科医療の現場では、金銀パラジウム合金の値上がりが悪影響を及ぼしています。
金は資産として扱われる場合と、貴金属や加工用の材料として扱われる場合があります。宝飾品としての需要は、中国とインドが大きな割合を占めています。
歴史の教科書で「金本位制」を学んだ方はご存知かもしれませんが、1971年のニクソンショックまでは、金はお金の価値の基準として国際金融の中心的な役割を果たしていました。
金は国籍がなく、金そのものの価値で取引されており、希少性や実物としての裏付けから「安全資産」と位置付けられています。価値の裏付けの無いビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)との大きな違いです。金は供給量が限定されており、世界全体で存在する量が少ないため、価値が維持されやすい資産です。一方で金は保有していても、預金や債券、株式のように利息や配当の収入を得ることはできません。
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