口コミ対策として不可欠な Googleの活用
2022.1.20|医療経営
コロナ禍以前は、ファミリーレストランや喫茶店にいると、ご年配の方々同士でかかっている医療機関の話などをしているのが、自然と耳に入ることがよくありました。口コミの医療機関選びへの影響は大きいと私なりに実感していましたが、コロナ禍では対面での情報交換を気軽にできなくなってきました。
またコロナ禍において、外出を控えるためのネットショップの活用やCOVID-19ワクチン接種をするための情報収集など、インターネットの活用に慣れてきたご年配の方々は増えているのではないでしょうか。
おそらく医療機関を選ぶ際のインターネットの重要性は、以前よりも高まっているのではないかと想像します。たとえば、いざ発熱外来やオンライン診療を受けるとき、普段かかっている医療機関が実施していない場合は、口コミではなくインターネットで探すのが最も効率的でしょう。
医療機関をインターネットで探す際は、まずは「地域名(駅名)+診療科」や「地域名(駅名)+クリニック(診療所)」などのキーワード検索をするのが一般的です。実際にGoogle検索しますと、下図のようにGoogleマップと、医療機関のリスト、各医療機関の住所、電話番号、営業時間、ウェブサイトのリンク、ルート等が表示されます。
地図や営業時間、曜日別の混雑する時間帯や平均滞在時間まで表示されるため、便利すぎて怖いくらいです。ちなみに混雑状況は、Googleを利用しているユーザーのスマホの位置情報で算出されているようです。
その他にもコロナ禍で提供する情報はCOVID-19 ワクチン接種の実施の有無、健康・安全対策の情報、診療予約方法など、顧客が求めている情報が掲載されています。
Google検索で便利なのは、医療機関の基本的な情報に加えて口コミも表示されていることです。Googleマップでは、ユーザーが訪れたことのある場所について口コミを投稿できます。またその場所に関する写真を投稿することもできます。自らを顧みても、本を購入する際にはアマゾンの読者レビューを事前に確認しますし、ホテルや旅館を予約する際にはウェブサイトで評点や評判を確認します。パソコン等の家電を購入する際は「価格.com」、居酒屋やレストランを予約する際は「食べログ」等で同様に、口コミには目を通すようにしています。スマートフォンさえあれば、いつでもどこでも簡単に調べられるので、そのような行動形態をとる人は、増えてきているのではないでしょうか。
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