皆さん、こんにちは。ジーネット㈱代表取締役の小野勝広です。今回は「医師にとってのキャリアチェンジとは？」というテーマで、医師のキャリアについて考えます。

私どもの会社には多くの医師から実に様々なキャリアのご相談が寄せられます。そのなかには、「キャリアなんて今まで考えたことがなかったのだけど…」と、ご自身の中長期的なキャリアについて考え始めたというケースも少なくありません。
別に卑下することでもありませんし、基本的に私は、「良いことをするのに遅すぎるなんてない」というスタンスですので、これからのキャリアを考えるにあたって、何らかのお手伝いができたら嬉しいなと素直に思います。

そもそもキャリアという概念が一般的になってから、まだそれほどの時は経っていません。もちろん用語としては存在していました。しかし、本当の意味で「キャリア」が問われるようになったのは、ここ10年～20年くらいではないでしょうか？

それまでは右肩上がりの経済成長があり、その名残というか、余韻が続いていたのですね。それが、失われた20年と言われる時を超え、グローバリズムが社会を劇的に変えました。我が国は少子高齢化が進み、人生100年時代と叫ばれるようになり、そして、１つのキャリアで職業人生を生き抜くのが非常に困難になってしまったのです。

それまでは、ごく一部の意識の高い方々だけがキャリアについて考えたり、語ったりしていたものが、誰もが中長期的なキャリアを考えるべき時代に突入したと言っていいのではないでしょうか。