コラム

クリニックのホームページの最新事情から見る 医師のキャリアプラン

2022.5.20|ライフプラン

皆さん、こんにちは。ジーネット(株)代表取締役の小野勝広です。今回は「クリニックのホームページの最新事情から見る医師のキャリアプラン」と題しまして、今後の医療トレンドについて考えてまいります。

弊社でクリニックの開業支援をする際には、もちろんホームページを始めとした集患マーケティングについても専門業者をご紹介して、ともに何を実施し、何は止めてと、取捨選択をしながら、コストパフォーマンスも計り、最適な方法を喧々諤々と議論します。
昨今ではこのホームページについてのトレンドがかなり変わってきたことを痛感することが多く、弊社がお繋ぎする業者さんも変わりました。
さすがに今どきでは、ホームページを作らないクリニックさんは少なく、引退間際のドクターや、すでに来院患者で溢れているようなクリニックさん以外で、特に新規開院のケースなどは当然のことながら、ホームページを制作します。
少し前までは、ホームページ制作に掛ける予算は、50~60万円くらいで、一部歯科医院は100~200万円と積極投資をするケースもありますが、むしろ初期は無料で月々のランニングコストだけで制作するなど、5ページくらいの簡易的な最低限の情報だけ掲載できれば良く、費用は30~40万円くらいというケースも多かったです。
しかしこれが変わりつつあります。ポイントはGoogleなどの検索です。今までは「地名+診療科目」で上位表示されれば充分と考えられていたものが、それ「だけ」ではなくなっているのですね。つまり、「新宿三丁目 消化器内科」で検索順位が1位であれば万々歳だったものが、検索されてプレビュー数は稼げるけれども、実際に来院に繋がらなければ意味がないじゃないか?となってきたのです。

考えてみればごく当然のことではありますが、たくさん見られているけれど患者は来ないのでは集患対策としてはホームページの価値が低いと言わざるを得ません。そこで最近では来院に繋がるホームページ制作が求められるようになってきました。
「地名+診療科目」ではクリニックの存在は認知されるものの来院までの動機が弱かったのですね。しかし「病名」や「症状」や「治療方法」で検索された場合は来院に繋がるケースが多く、機を見るに敏な先生方はホームページ全体のボリュームを増やし、文章量とページ数を増加して、「病名」や「症状」や「治療方法」で検索に掛かるように工夫をし出したのです。

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