コラム

医師のキャリアの分岐点? 開業するか、勤務医で続けるか?第三の道か?

2022.3.20|ライフプラン

皆さん、こんにちは。ジーネット(株)代表取締役の小野勝広です。今回は「医師のキャリアの分岐点?」と題しまして、「開業なのか? 勤務医なのか?第三の道なのか?」について考えてまいります。医師にとってのキャリア上の選択肢は年々広がっているように感じます。ひと昔前であれば、大学医局を出るという決断は余程のことがない限りはなかなかしにくかったですが、いつの間にか初期研修ですら大学以外を選ぶ方が増えてきて、昔ほど大学医局に在籍するメリットは少なくなっているようです。
これも時代の流れなのかもしれません。コロナ禍となってからは世の中の様々なもの、今までの常識が非常識となり、非常識が常識になっているところも多いですよね。会社に出勤せずにテレワークで仕事するなんて、多くのビジネスパーソンが想像もしなかったことではないでしょうか。

そこでこれからの医師のキャリアを考えた場合に、「分岐点はいつか?どのようなものか」を新時代に照らし合わせて考えていきたいのですが、やはり今すぐではなくとも、「自分は開業医を目指すのか?それとも勤務医として続けていくのか?」は重大な転機であると考えています。
別に正解があるわけではありませんし、今すぐにどちらかに決める必要もありません。ただ「自分の志向性として、開業医、勤務医どちらにありそうなのか?」は、悶々としながらも何度となく自分や家族と対話をしておくと良いでしょう。
医師人生において、開業すべきか、勤務医のまま働くかは、かなり大きな分岐点ですから、切羽詰まって決断するのではなく、できるだけ長い期間をかけて、できることなら第三者の見解なども含めて、じっくりと考えておくのが良いです。
私の周りでも、若い頃から、それこそ医学部生だった頃とか、研修医時代から、「自分はいずれ開業して自分のクリニックを持つんだ」という強い意欲を持っていた先生がいる一方で、ある時に急に舵を切り開業に至った先生もいらっしゃいます。別にどちらでもいいと思うんです。ただ開業した後に後悔したりしないように、「デモシカ」開業は避けたいですね。開業「デモ」するかとか、開業「シカ」ないかという展開です。
長い医師人生のなかで、後悔なきよう自分で決断する。そのためには、①時間をかけて熟慮する、②判断材料を集めて冷静に決断できるよう情報収集に勤しむ、③できるだけ多くの事例を知り、第三者の見解も含めて検討する。この3点が重要と考えます。

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

既存ユーザのログイン
   

一覧へ戻る