「公正」な採用 -意図せず行なっているかもしれない就職差別に要注意-
2023.3.20|医療経営
人材の採用活動では各医療機関とも苦労していると思いますが、公正に採用をするという、ある意味あたり前のことに気をつけているでしょうか。
時代が変化する中で、採用の公正さに対して厳しい目が向けられています。自身のこれまでの経験に基づいた常識が通用しなくなってきている可能性がありますので、留意する必要があるでしょう。
公正な採用選考の実施に向けて、厚生労働省は配慮すべき事項として下表のように列挙しています。
本人の適性・能力に関係のない事項、具体的には家族や家庭環境などのような本人に責任のない事項や、思想・信条などの本来自由であるべき事項を、応募用紙・面接・作文などによって把握することや、身元調査・合理的必要性のない採用選考時の健康診断を実施することなどです。
これらの事項は採用基準としないつもりでいても、把握すれば結果としてどうしても採否決定に影響を与えることになってしまい、就職差別につながるおそれがあります。
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